medetaku_shuushoku


近年の就職活動では、面接を重視している企業が多くなっています。
しかしながら実際には現在においても、なかなか手ごわい筆記試験を課している企業はまだまだ存在するのです。
そしてその内容は企業ごとに広いバリエーションがあり、予習しようにもすべてをカバーすることは不可能といえるでしょう。
しかし、どういった試験が一般的に出されているかを押さえておくことで、ぶっつけ本番で不意を突かれる危険も少なくなることでしょう。
私の経験上、中小企業の場合は一般常識の範囲の試験がほとんどでした。
読み、書き、計算はもちろんのこと、漢字の書き取りや初歩的な数学も頻出していました。
それに加え、意外と多かったのが日本史と英語です。
やはり日本で就職するのであれば、その国の歴史を恥ずかしくない程度に心得ておくことが求められるのでしょう。
そして、英語は非常に幅広い業界で要求されることも新たな発見でした。
ビジネスの国際化が言われ始めてもうしばらくになりますが、やはり英語の占めるウェイトは中小企業のレベルでも高くなってきているのです。
あまり奇抜な設問がなかったのは、確かに筆記試験の重要度が下がってきているからかもしれません。
また一般常識のレベルもせいぜい中学生レベルが一般的で、専門職でない限りは高校や大学のレベルの設問を見ることはほとんどないでしょう。
筆記試験は確かに重要視されていないのかもしれませんが、しかしながらここで失敗するわけにはいかないというのも事実です。
しっかりと予習を心がけ、準備を怠らないようにしなければなりません。


大手企業になると、さすがに奇抜なものが出てきます。
遊び心があるものも見ることがありました。
製薬会社の筆記試験なのに、薬品の瓶をイメージした簡単な絵を描いてください、というものもありました。
中でも特に印象に残ったのは、大手出版社の筆記試験です。
とにかく、信じられないくらいの範囲の問題が出てきていました。
いわゆる一般的な教科に加え、イタリア語や有名ブランドのロゴマーク当て、テレビゲーム用語、最近の有名なニュースについてなど、とにかくジャンルを問わずあらゆる分野の設問が一気に出題されるのです。
おそらく、過去にも全問正解した人はいないでしょう。
しかし問題の一つ一つはそんなに奥の深いものではなく、興味を持ち少しでもかかわっていれば溶ける範囲のものばかりでした。
要するに、その筆記試験を通して、その人物がどれだけ幅の広い視野を持ち、興味を持ち、それを知るために行動しているかが問われているのです。
ここまでの設問を用意されてしまうと、たった一時の努力では通用しないということがわかります。
常日頃から努力を怠らず、純粋に物事に対する興味を維持できているかが浮き彫りになるのです。
ある意味、生き方を映し出す筆記試験といっても過言ではないでしょう。
世の中の風潮は面接重視とはいえ、やはり筆記試験の存在を無視することはできないのです。
企業側もそれにより、志望者のより深い情報を得るためのきっかけとして活用してくるのです。
例に挙げたような大手出版社の筆記は準備しようにもどうしようもありませんが、できることは常に取り組んでおかなければ、やはりリスクを回避することが出来なくなるでしょう。